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ちょっと早い昼休みの皆さんに向けて
土曜日の中山グランドジャンプは、実に見応えのあるレースだった。
いつもはイライラの種であるストリーミングの荒い画像も、
逆にレースの荒々しさ、猛々しさを際立たせているかのようだ。
アンチジャンプ派の皆さんに、レースDVDを配って歩きたいくらいである。
 
そもそもジャンプレースが嫌いという方は、
おおむね次のような理由によるのだろう。
 
・レースのスピード感に乏しい。
・いつもメンバーが一緒。
・落馬の不確定要素があって馬券が買いにくい。
・2着6馬身差、3着3馬身差とか、ゴール前の攻防が単調。
 
3番目については、「飛越の巧拙まで判断するのが、
ジャンプレース馬券検討の醍醐味だろ!!」と強気で押したいが、
「買う、買わないまで判断するのが、馬券検討の醍醐味だろ!!」
と言われたら反論できないのでスルーしておく。
 
残りの3項目で引っかかっている方たちにこそ、
このレースはオススメなんである。
 
まず、出走メンバーだが、これは遠い異国から遥々やってきた
3頭の馬たちによって解消される。
確かに昨年も来日してるしステップレースも使っているが、それはそれ。
つい1か月前、約1年ぶりに来日したのだ。
これはフレッシュなメンバーだと言っていい。
 
そして、ゴール前の攻防とスピード感についてだが、
カラジとテイエムドラゴンの死闘を見れば一気に解消される。
スコットの風車ムチに応え、連覇にひた走る豪のカラジ。
それを追う日本の若きジャンプスター、テイエムドラゴン。
最後はクビ差の大激戦。両雄に送られる熱い歓声。
 
ホーリックスvsオグリキャップもびっくりのすばらしいシーンだ。
これを見れば、アンチも180度転換し、
「今年の牛若丸ジャンプS、誰勝ったっけ?」
とか言い出すのは間違いない。
 
そんな熱戦の中で一つ気になったのが、
実況アナの「水車ムチ」発言で、なんだかこそばゆい違和感を含めて、
このレースは記憶に残ることだろう。
# by centle | 2006-04-17 17:42 | 競馬TOPICS
世界唯一の競馬が縮小か
ついにきちゃったなあ、という感じのばんえい競馬運営組織の再編。
 
現在、旭川、帯広、北見、岩見沢の4市が、
北海道市営競馬組合を構成し、4場で持ち回り開催を行っているが、
この枠組みを見直そうという話である。
 
組合を解散して、引き続き競馬を行う市が合同で組合を新設するか、
組合は残したまま、競馬をやめる市が撤退するか。
いずれにせよ、世界でたった4場しかないばんえい開催地が
さらに減る可能性があるのだ。
 
これは緊急事態。ばんえい帯広が無くなるやも知れぬ。
 
もっとも、自分は今開催初日に来場してポイントカードを
作って以来、一向にポイントがたまる気配が無いくらいだから、
あまりどうこう言えないんだが、それにしても悲しい。
 
すでに廃止された平地馬場跡地には、
ゴルフの打ちっぱなしみたいのが出来てて、
競馬ファンとしては、悲しみの念に堪えない。
 
あれがさらに拡大して、ばんえい馬場を侵食。
もしくは来場者用駐車場が、ばんえい馬場を侵食。
想像するだけで泣ける。
 
とりあえず、2006年度は現行体制での開催になるらしいので、
新体制が決まるまでには、まだわずかに余裕がある。
開催者としてはぎりぎりの決断になるだろうが、
なるべくファンの意見に沿うような形で、決着してほしい。
# by centle | 2006-01-19 10:47 | 競馬TOPICS
2005年JRA賞
2005年のJRA賞各賞が発表された。
今回は、大方が「この馬しか無いだろう」という無風地帯であり、
多くの人が賛同する結果に落ち着いたのではないか。
 
唯一意見の割れる所は、シーザリオvsラインクラフトの
3歳牝馬部門で、日米オークス制覇、3歳マイル2冠の
どちらに軍配が上がるかというのが見ものだった。
 
ラインクラフトは、健闘しているとはいえ秋全敗だった点、
一方のシーザリオはアメリカンオークス制覇という
絶頂期の印象を残したまま休養に入った点から、
印象点ではシーザリオ有利。
 
競馬は着順がナンボ。
直接対決を制した方が強いに決まっているという理論なら、
ラインクラフト有利。
 
どちらも譲らぬ大接戦となったが、
シーザリオが桜花賞のアタマ差を逆転。
わずか9票差前に出て、見事栄冠を勝ち取った。
 
全投票数が300票弱であるから、
この差は完全な写真判定。
二冠達成となったシーザリオ陣営としては、
僅差だった分嬉しい限りだろう。
 
対するラインクラフトも現役続行。
春には新設のG1ヴィクトリアマイルを目指すそうで、
来年こその思いは強いはず。
両馬の今年の走りに注目したい。
# by centle | 2006-01-11 17:24 | 競馬TOPICS
クライマックス
2005年の中央競馬もいよいよ最終週。
無敗の怪物が中山競馬場に姿をあらわした。
この若き3歳馬の姿を見ようと、
大勢の観客が固唾を呑んでその姿を見守った。
 
サンデーの血を受け継ぐ、その馬体には気品があふれている。
トップホースだけがもつ神々しいまでのオーラ。この馬ならきっとやってくれる。
誰もがそう信じて、ひたすら祈った。
 
ゲートが開いた。ゼッケン6番は後方から。
大丈夫。折り合いはついている。
この馬の走りさえできれば、それで充分なはず。
 
勝負どころで、じわじわと進出。
やはり、来た。1頭また1頭と前を交わしていく。
もはや、言葉は要らない。
今は、ただ目の前で起こっている歴史的出来事を
まぶたの裏に焼き付けるのみ。
 
一瞬、競馬場を包む空気が止まったような気がした。
信じられない、まさか、まさか・・・。
 
掲示板の1番上に灯った数字は「6」。
圧勝、テイエムドラゴン。
まさに名前からして怪物。障害戦無敗の怪物。
 
こうして、暮れの大一番中山大障害は、
テイエムドラゴンが、3歳馬37年ぶりの優勝という
快挙を達成して幕を閉じた。
 
2着にも3歳馬メルシーエイタイムが入って、
2頭しか出走していない3歳馬がワンツーという
若さ漲る結果となった。
 
最終日の特別では、以前この欄で触れたナイストップボーイも
見事完勝しており、2006年のジャンプ界は、スターホース目白押し。
2005年の競馬人気を引き継いで、
ジャンプホースは新たな年も力強く走り続ける。
# by centle | 2005-12-26 17:31 | 競馬TOPICS
トンネルを抜けると
G1連敗記録。名誉とも不名誉とも言える
複雑な記録の勢力図が大きく塗り変えられようとしている。
 
4日の阪神ジュベナイルフィリーズでは、
テイエムプリキュア鞍上の熊沢重文が、実に14年ぶりのG1制覇。
自分も有馬記念ファン投票用紙に、競馬ファン歴を書くとき、
しみじみと昔を振り返って悦に入ってみたりしてるが、
ダイユウサクは全く未知の領域。
 
それからというもの惜しい競馬はしても、なかなか勝ちきれないG1。
騎乗馬の人気を見る限りでは大健闘だが、
やはり勝ってなんぼの競馬の世界である。
 
そして今回人気薄8番人気での勝利。
G1どころか平地の重賞勝ちも結構久々なのが、らしいといえばらしい。
あとは、自身の語る夢の中山大障害をぜひ獲ってほしいところだ。
 
さて、G1連敗記録単独2位の熊沢が抜けたことによって、
リードを大きく広げることになったのが、田中勝春。
92年安田記念のヤマニンゼファー以来勝ち星なしである。
 
その田中勝春が、21日川崎の全日本2歳優駿(統一G1)を
グレイスティアラで制覇。13年ぶりのG1制覇を飾った。
ここでちょっと気になるのが、G1連敗記録は止まったのか否かである。
要はあの連敗記録って、地方の統一G1も対象なの?ということだ。
 
もちろん統一G1もれっきとしたG1で、
その格についてどうこう言う時期は、とっくに終わっている。
ただ、JRAのリーディングは中央の戦績のみを対象としていたり、
未だに「中央のみ」の注釈は至る所についてまわる。
 
同様に「平地のみ」ということもありうるわけで、
熊沢がジャンプG1を勝ったらどういう扱いをされるのか、
ということもちょっと気になっていた。
 
ややこしいのは、この記録がJRA発表の公式記録じゃないために、
共通の規準がいっさい無い、ということだ。
 
本人は、全然そんなこと気にしてないだろうし、
外野がわいわい言ってるだけだから、別にいいじゃん、
と言ってしまえばそれまでだが、田中勝といえばこの記録、
というキャラ付けが、競馬ファンの間で広く行われた以上、
この辺がうやむやだと、ちょっと気持ち悪い。
 
どっちのスタンスで行くんですかね、みなさん。
# by centle | 2005-12-22 11:17 | 競馬TOPICS
IT時代に警鐘を
便利な世の中になった。
今や家にいながらにして、本、CDは当たり前、
家電、株に至るまで、ありとあらゆる物が買えてしまう。
 
もちろん馬券も電話投票サービスによって、
おうちをウインズにしてしまうことが可能になっていて、
わざわざ電車に乗って行って、混雑する窓口で買わなくったって、
全然オッケーなんである。
 
こうなると、電話投票加入者数はうなぎのぼり。
さくっとPATで馬券買って、ごろんとこたつで寝転びながら、
グリーンチャンネルでも見ようか、ということになる。
 
なんと、恐ろしいことだろう。
これでは、競馬の灯が消える日もそう遠くないのではないか。
 
パソコンの画面上で購入する馬券なんて味気ない。
マークカードも塗らない。紙の馬券も手にできない。
外れても口座の残高が減るだけ。
 
何より、競馬場で馬を見れないのは、全然面白くない。
あの熱気、一体感。ウインズでも馬券を手にした勇者たちが、
こぞって画面を見つめ、一瞬の後には、
悲喜こもごもの人間ドラマが繰り広げられるのである。
 
馬券は競馬場、最低でもウインズで買おう。
近くで中央競馬の馬券が買えない辺境の地だが、致し方ない。
ここは忍の一字。
 
そんな決意を胸に、ネットサーフィンをしてたら、
即PATなる至極便利なシステムを発見してしまった。
30分後には、ジャパンネット銀行の口座開設申し込み完了。
 
結論としては即PATは本当に便利。伊達に即を名乗ってない。
まだ加入されてない方には、激しくお勧めしときます。
こういう買い方もありと言えばありだな。
# by centle | 2005-12-12 17:31 | 競馬TOPICS
占十馬選択術
有馬記念のファン投票真っ最中である。
第2回中間発表によると、
誰がどう考えてもトップ以外はありえないディープが、予想通りのトップ。
JCはちょっと残念だったロブロイだが、
これも予想どおり2位につけ、今からクリスマスが待ち遠しい。
 
それはそうと、このファン投票集計作業をやってみたいと常々思っている。
これは単に統計処理が好き、とかそういうことではなく、
ファンが投票した馬の組み合わせを、覗き見たいということだ。
 
個人が思い思いに10頭の馬を選ぶのだから、投票用紙は千差万別。
これさえ見れば、馬の好みから今まで競馬に接してきた経験、
馬券購入時のクセまで一目瞭然。
それどころか、競馬を超越した個人の性格まで見え隠れする。
まさに、競馬ファンの履歴書である。
 
例えば自分は、まず実力上位と思える馬を半分ほどセレクトする。
(冒険はしない堅実な性格、本命党)
 
そこに、やや実力では劣る馬の中から、
「逃げ馬枠(逃げて強い馬こそ最強馬、スローペース嫌い)」
「ステイヤー枠(最優秀短距離馬があって、
何で最優秀長距離馬がないんだ!)」
などを、その年の状況に応じて、適度に織り交ぜる。
 
もちろん、()内は自分の投票から導き出した性格、競馬性向である。
その他、個人的にはやった事がないが、
絶対に出走しない未勝利馬、短距離馬、引退した馬、馬じゃない動物
などの名前を書く人もいて、
いちいちこれを見て分析を加えるのは、結構楽しそうなんである。
 
さらに、分析を重ねてノウハウを蓄積し、科学的に煮詰めていけば、
そのうち投票者の性格から見た
その後の運命とかまで分かるようになるんじゃないか。
少なくとも自分は、鶏卵問題で世を騒がせてる占い師よりこっちを信じる。
# by centle | 2005-12-02 16:36 | 競馬TOPICS
白毛ラッシュ
以前、この欄でシラユキヒメの産駒について触れたが、
その長男坊シロクンが、美浦・後藤由之厩舎に入厩した。
中央で白毛馬が勝利をあげたことは一度も無く、
シロクンには、白毛馬史上初の大偉業達成が期待される。
 
ところで、ご存知のようにシロクンの弟、妹も白毛である。
さらに、2004年には他にも2頭の白毛が産まれている。
順調なら2005年から2008年くらいにかけて、
計5頭もの白毛がデビューすることになるのだ。
 
年代の近い5頭の白毛。
そうなると、当然期待されるのは白毛対決だ。
 
記録をちゃんと調べたわけじゃないのではっきりとは言えないが、
おそらく実現すれば、日本初、
世界的にも珍しいことは、疑いようがない。
 
5頭みんなが、無事に成長するかも分からないし、
そもそも中央入りしてくるかどうか微妙な馬もいる。
ただ、少なくともシラユキヒメ産駒については、
中央で走るだろうから、対決実現率はものすごく低いわけじゃない。
 
舞台が、お互い未勝利のまま挑む最下級条件対決だと悲しいので、
ぜひ、上で対決して欲しい。
# by centle | 2005-11-26 15:40 | 競馬TOPICS
不遇のステイヤー
2006年度の競馬番組等がJRAから発表された。
 
目玉は何と言っても、新設G1ヴィクトリアマイルだが、
この件も含めて、今回全面的に押し出された変更点が、
短距離路線の整備である。
 
阪神カップ(G2)、オーシャンS(G3)、キーンランドC(G3)の新設。
北九州記念の距離短縮、そのほか短距離重賞の開催時期移行など、
スプリンター、マイラーにとっては、至れり尽くせりな処置が満載である。
 
「阪神カップ」という名称はあんまりだと思うし、
九州競馬人の夢、小倉三冠を奪う
北九州記念の衣替えもいまいちだと思うが、
とにかく、JRAの短距離振興策は、いよいよ加速の度を増している。
 
今年、フランスのダービーに当たるジョッキークラブ賞の距離が、
2100mに短縮されたことが、大きな波紋を巻き起こした。
伝統的なクラシックディスタンスに比べ、
相対的に2000m路線の価値が急上昇しているということだ。
 
こういう世界の動きの中で、国際化を推し進める日本競馬としては、
よりスピードを求めるという方向性は当然なのかもしれない。
 
だが、長距離レースだって短距離に劣らない面白さがある。
2分半、場合によっては3分以上馬とジョッキーが呼吸を合わせて
コースを走り続ける。あの緊迫感は、長距離独特の醍醐味。
長距離レースを絶やしちゃダメだ。
 
もはや天皇賞春は、以前の輝きを失いつつあり、
菊花賞もまだ天皇賞ほどではないにしろ、20年後には
どうなってるか、分かったもんじゃない。
 
サマースプリントシリーズとかやる暇があるなら、
10月に長距離重賞を新設して、→アルゼンチン→ステイヤーの
オータムステイヤーシリーズとかをやって欲しい。
2007年にはぜひ。
# by centle | 2005-11-18 16:20 | 競馬TOPICS
BEST SMILE
2005年のベストスマイルオブザイヤー賞に、武豊が選ばれた。
芸能界、スポーツ界の名だたるスマイラーたちを抑えて、
われらが競馬界から受賞者が出るというのは、まさに快挙だ。
 
デビューから現在まで、競馬界のありとあらゆる記録を
塗り替えてきた武が、また新たな、しかも前人未到の記録を
打ち立てたのは、さすがとしか言いようがない。
 
ただ、悲しいかな審査員は、今年キラースマイルを連発した
競馬界の至宝の存在に気づかなかったのだ。
岡部幸雄。その人である。
 
引退会見で、そして「無敗の三冠」ブームにより
引っ張りだことなったメディアで、
あのはにかんだスマイルを全国に振りまいたではないか。
 
武豊のスマイルと言われても、(言葉づら的には普通じゃないけど)
なんか普通な感じで心に響かない。
一方、岡部のスマイルを想像しろと言われたらどうか。
現役を退いた途端に、無理してるのか、緊張してるのか、
やたらと口もとに浮かぶあの微笑みが、まぶたの裏にありありと蘇る。
 
競馬ファンにとって、2005年最も印象的なスマイルの人は、
岡部幸雄をおいて他にいないのだ。
 
と言っても、本当に岡部がこの賞をとったところで、
一般の人々に与える逆の意味での衝撃は避けがたく、
上戸彩と並んでスマイルしてる姿などは、
インパクトが強すぎるので、武豊で良かったな、と安堵すべき。
# by centle | 2005-11-11 18:24 | 競馬TOPICS
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